現在の愛車DAHON Mu Elite 2015に乗って4年と少しが経った。
コンポに105(5700系)が使われ、前55/42のチェーンリングが付いているスポーティ路線の折り畳み自転車だ。完成車で9.8kg。平地を走る分にはそこそこ速く走れ、激坂でなければ山も何とかなり、輪行時にはコンパクトに折り畳めてそれほどかさばらず、車載も簡単。
途中、スプロケを大きいものに変えたり、ハンドルをブルホーンからSTIに変えたりして、レースにも長距離イベントにも出ず、ただ輪行して山を走るのが好きな自分にとってこの小径車は充分すぎる自転車になった。
家族に配慮して日帰り範囲ばかりだが、折り畳み自転車にしては、この4年であちこちの山を走ったと思う。

いっぽう、フレームの方は結構ガタが来ていた。登りなどでトルクをかけるとフレームやハンドルポストの折り畳みヒンジあたり?からギシっと音がするようになっていた。購入した店で何度も見てもらい、その都度調整したり、グリスを塗ったり、ヒンジ接合部にビニテを貼ったり、消耗パーツを交換したりしてしのいできた。
いったんは治るのだが、少し走るとまた異音が発生する。複数の可動部を持つ折り畳み自転車にとって山の登り下りは相当なストレスなのかもしれない。
この思い入れのある自転車を完全に潰すことはしたくない。そろそろかな、と思い始めた。
そうして幾つかのサイトや店舗を見て回ってるうちに、千駄ヶ谷に実店舗を構える中古店クラウンギアーズのサイトで気になる自転車を見つけた。細めのチューブに微スロなスタイル。モノトーンでシックなカラーは現車と変わらずで面白味が無いと言えば無いかもしれないが保守的な自分には合っている。
年式はかなり古い。しかしサイトに上げられた写真や動画からは、状態は悪く無いように見えた。見つけたその日に店舗へ行って状態を確認した。
ほとんど乗られてないのではないかと思うほど状態は良く、またがるとサイズもぴったりだった。フレームには傷どころかクリア塗装の擦れすらなく、カーボンが傷んでいる様子はなかった。古いのでDi2まわりが心配だったが、前後ともディレイラーはスムーズに動き、バッテリーもヘタっていないようだった。最悪バッテリーは買いなおせばいい。
冷静になる時間を作るため、その日はキープもせず引き上げた。売れてしまったら、縁が無かったと諦める。
そして次の休みになってもサイトに残っていたため、再び店舗を訪れた。ショップの親切な若い店員さんはリペア部品が手に入りにくいかもしれないとリスクを説明してくれた。1時間ほどまたがっては降り、またがっては降りを繰り返しながらサイズを確認し、ペダルに少しトルクをかけてフレームの剛性感やブレーキのタッチを確認した。
ほぼ心は決まっていたが取り置きだけお願いし、3日間の猶予をもらってこの日も帰宅した。
仲間たちにどう思うかと相談した。
年式が古いカーボンや旧式コンポーネントやリムブレーキに金をかけるのはリスキーだという声があった。父親があまらせているTREKのEMONDA SL5を借りてコンポをグレードアップさせる方がいいのではないか、との声も多かった。
そう、父のTREKでも充分なのだ。充分すぎるのだ。ましてや私立の大学と高校に通う子供達に金がかかる時期だ。しかし、父親のTREKはいつでも乗れるが、こいつにこの金額で乗れるのはこの機会しかない。迷いに迷ったが最後はこのブログと自分の感性を信じて購入に踏み切った。
何事も出会いは一期一会であり、別れがあればこそ出会いを大切にするのである
https://blog.cbnanashi.net/2019/05/8515
今週末に届くこの個体も手がかかりそうだが、惚れてしまったものは仕方ない。末長く付き合っていきたい。
